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認知症の鑑別診断

認知症の薬物療法

認知症の進行を抑える治療薬

認知症治療薬は症状の悪化を遅らせる症状改善薬と、根本治療薬と言われる疾患修飾薬に分けられます。現在、保険診療で処方できるのは症状改善薬と呼ばれるもので、日本では4種類がアルツハイマー型認知症の治療に用いられています。疾患修飾薬はさまざまな治験が進行中ですが、未だ実用化には至っていません。また、今後疾患修飾薬が保険診療で使えるようになったとしても、これまでの研究の結果からは、すでに認知症の状態の方への効果は期待しにくいものです。ここでは症状改善薬による治療について説明します。

認知症の症状改善薬の効果は図の通り「薬を飲まなかった時より症状の進行を遅らせることができる」とされています。アルツハイマー型認知症に対する効果が報告されていますが、一部の薬はレビー小体型認知症の治療に使うこともあります。

新たに内服治療をはじめた患者さんの半数以上で4年間にわたって重症度が悪化しなかった、という報告もあり「認知症が治る」わけではないものの、健康に維持されている脳のネットワークを活性化することで、ご本人らしく過ごせる時間を長くできると期待されています。

疾患の特性上、治療をしても症状が進んでしまうこともありますが、「治療をしなかった場合に半年・1年経つとどの程度症状が悪化するか」といった平均値がわかっていますので、未治療の場合の予測値と比較して薬の効果を判定します。

「同じ薬をずっと飲んでいるんだけど、このままでいいのだろうか?」と不安に思っている方はぜひご相談にお越しください。

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