認知症の予防

遺伝子検査・MCIスクリーニング

認知症のリスクを評価します

認知症の原因疾患として最も多いのはアルツハイマー病です。ごく一部に単一遺伝子の変異によって生じる家族性(遺伝性)のアルツハイマー病が知られていますが、そのほとんどは孤発性(複数の遺伝・環境要因が関与しているもの)です。

加齢が最大の危険因子ですが、アルツハイマー病の発症には遺伝要因が大きく関与していることも知られています。環境要因が4割に対して、遺伝要因は6割を占めると報告されています。アルツハイマー病のほとんどは単一遺伝病ではないものの、”発症しやすさ”は遺伝することがある、という意味です。

特にアポリポタンパクE(apolipoprotein E; ApoE)遺伝子はアルツハイマー病と強い関連が知られています。ApoEには構造が一部異なる遺伝子がいくつか存在しますが、なかでもApoE-ε4を有する人はアルツハイマー病の発症が8〜10年早まるとされています。

遺伝子検査は保険診療で行うことができませんが、当院の認知症ドック(自費診療)ではApoE遺伝子検査をはじめ認知症の発症に関連しうるタンパク質や、生活習慣病に関連する約70種類の遺伝子を分析し認知症リスクを評価します。

検査結果やご本人の状態に応じて、最適な治療・ケアを提案しています。未病の段階では一部のサプリメントアロマセラピーを、また病状によっては保険診療をご案内します。各種福祉制度や保険の活用法について事前に紹介することもできます。

認知症を完全に防ぐことはできないかもしれませんが、万全に備えることはできるはずです。関心、ご心配のある方はぜひお気軽にご相談にお越しください。

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